今日は4月1日、エイプリルフールですね。毎年、企業の方から著名人まで ≪優しい嘘≫ や ≪面白いウソ≫ などSNSを使って配信される内容に毎年楽しませてもらっていますが、今年はコロナウイルスが本当のウソであってほしいですね。。。
さて、今回のNG事例は「前室のルール」についてです。ルール?と思ったあなたに是非読んで頂きたい(笑)「?」と思わなかった会員様は確かめの意味でも是非ご一読くださいね。
そして、今回から不定期に掲載するコラム【CSCのクリーンルームちょっと小話】是非、お楽しみください。
【1】第3回クリーンルームNG事例「前室のルール」Part.1|~笑っているあなたも笑われる側かも~

昨年から始まりました【クリーンルーム診断NG事例】。今回は、クリーンルーム診断を行う前に必ずといっていいほど最初に目にする「前室」をテーマにNG事例をご紹介します。あなたの現場の前室はどのような状態でしょうか?自身の前室と比べながら読んで頂くとイメージしやすいと思います。
まずは、「前室」の主な役割を下記に3つ挙げました。
- 脱衣及びクリーン服の着脱
- クルーンルームへ入室の準備(手洗い等)
- エアシャワーや粘着ローラーによる除塵用
主な役割は上記3点となります。
役割を踏まえた上で、多く見かけるNG事例をご紹介していきましょう。
1番多いNGが【床面が物置になってしまっている】事例です。
床面で一番大事なことは、例外なく床に物を置かず≪床清掃作業最優先≫にすることなのですが、残念ながら診断時によく目にする光景は、代表的な下記6品を床置き管理されていることが多いです。
- クリーンシューズ
- 電源コード
- 清掃用具
- マスクなどを置く棚(床置きタイプ)
- スノコ
- 消耗備品等々
これら全てが簡単な清掃をも妨げ、堆積塵埃の要因となっています。なぜなら、1.2を例に挙げると、クリーンシューズはよく床面壁際に並べてある事が多いですが退けてモップかけを行っていますか?また電源コードは、一旦外して床を清掃した後、電源コードをキレイに拭き取り、また元通り差し込む・・。このような清掃を都度行っていますか?このように1.2を例に挙げても清掃の妨げになっていることがわかりますね。
しかし、6つの床置き代表品は前室で必要なため移動もできない・・。
では、改善策を一緒に考えていきましょう。ポイントは≪清掃のしやすさ≫です。
清掃用具を床面に置いている光景を見かけますが、キレイにするための清掃用具が邪魔をしているのであれば、本末転倒ですね。清掃用具は、壁に吊るすことで直置きを防ぎ、掃除がしやすくなります。また、棚がどうしても必要な場合は、収納品にもよりますが、壁や天井から吊るすことができる収納を選ぶことで床置きのリスクを回避できます。しかし、建屋的に難しい・・・。という場合は、せめて棚の下(床面)を清掃できるように嵩上げし、清掃用モップが余裕をもって入る隙間の確保ができれば掃除が行えます。その場合、転倒防止固定は床面からではなく壁面からLアングルなどで固定すると、より清掃がしやすくなりますよ。
次は、5に挙げている一番厄介物のスノコ或いは、スノコ相当品です。これらは、スノコ上部を清掃していないことによる堆積塵埃、スノコの隙間や裏面の付着塵埃、更にスノコの隙間から床面に落ちる堆積塵埃…。残念ながら、過去の診断でスノコの上や下が綺麗に清掃されていたことは100%ありませんでした。
スノコがもたらす悪影響は、塵埃が堆積するだけではありません。スノコの上で、クリーン服に着替えれば、クリーン服下部がスノコに触れ≪クロスコンタミ≫を引き起こし、着替えることでクリーン服がバタつき、スノコの隙間に付着した塵埃が舞上り、前室全体に飛散し汚染します。診断時に「なぜスノコを設置したのか」をお客様に聞くと様々な理由が返ってきます。床より底上げしていることで汚れを防いでいる安心感であるようですが実際は、塵埃が堆積し撒き散らし、汚してしまうツールになっていたことに皆さん一様に驚かれます。
やはり、原則として【床に物を置かない】【清掃のしやすさ】を共通ルールとして意識を統一することが大事ですね。
状況によりかなり異なりますが、皆さんにお勧めしている前室床面の清掃頻度は概ね30~50名通過/1回を目安でお伝えしています。過去に実施した事例では、床面清掃を強制的に促す為に、エアシャワーを改造してマノメーター(回数を数える装置)を取付け、インターロック解除した回数を50回に設定します。通常通り作業者がエアシャワーを使し、設定数の50回目になるとエアシャワーの入り口がロックします。そのロック解除ボタンは前室入り口の床面清掃用モップ置き場に設置してあり、運悪く(!?)50回目のエアシャワーを浴びた人がロック解除+清掃を担当することになります。少々、ロシアンルーレット感(笑)もありますが、誰が当たるか判らないため作業者は時間に余裕をもって前室
を通過するという付帯効果もありました。こういった事例も作業者にむけて意識を持ってもらうためには大事かもしれません。
ちなみに床清掃方法のは、W450mmもしくは、W600mm幅のウエットモップで、一方通行にゆっくり歩きながら清掃する方法です。過去からの諸々実験を繰り返してきた結果、この方法が舞上がりも少なくおススメです。
前室では、一般着とクリーン服が交差するため、どうしても堆積塵埃が発生します。ですから、持ち込み塵埃を予防するためにも定期清掃は非常に重要な作業となります。床清掃を確実に実施するために一番大事なことは「床面に物を置かない環境を維持継続」することです。
しかし、そう語っているシーズシー事務所内の床面は言っても言っても・・・。
最後は言っても駄目なら諦める・・・とほほ。
床面だけで少々長くなりました。
次回の診断NG事例も「前室」Part.2として、前室に関わる内容をお届けします。
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【2】【CSC NET】4月キャンペーン告知!!
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【3】【コラム】CSCのクリーンルームちょっと小話
今年からクリーンルームにまつわるちょっとしたコラムを不定期にお届けすることにしました。題して『CSCのクリーンルームちょっと小話』。楽しんで頂けたらと思います。

半導体業界で十数年前には、『クリーンルームは奇麗だ!何故なら、クリーン(きれいな)ルーム(部屋)だから!!』と思っている人が多数いました。私もクリーン技術を教わる前はそう考えていました。奇麗な部屋ですから掃除をする必要がなく、清掃すると部屋を汚してしまう可能性があると思っていました。
そこで笑った方は、クリーン技術をわかっている人ですね。でも本当なのです!
私が半導体工場の移転に立ち会った時、移設担当者から製造装置が汚れているので新工場には移設できないとお連絡を受けました。
急いで装置を確認したところ、装置全体 特に天井部に塵埃が積もっていて、このまま移送すれば新工場が汚染されてしまう状態でした。それから言うまでもありませんが、全員で清掃を徹夜で行いました。
そのころは、日頃からクリーンルーム4原則のうちの、【速やかに除去する】を実施していなかったからです。私の苦い思い出です。
【4】メルマガ写真館 「東長寺」@福岡県
魅力的な街「博多」の街中、博多駅から北へ歩いた場所に鎮座する「東長寺」です。
ご出張中に見たことある!という会員様も多いかもしれませんね。弘法大使が建てたお寺の中でもっとも古いお寺だそうです。お寺の背後には高いビルが見えますが中に入ると不思議と街の喧騒も聞こえなくなるような神聖な気持ちになりました。




