【特別号】
\ お掃除ロボット実験 最終章 /
【CSC検証実験】お掃除ロボットの比較実験 Part.3
前室における異物除去率の比較
日々の清掃を省力化できないかを検証するために、一般家庭でも利用されているお掃除ロボットの実験をこれまで2回行いました。過去の実験ではクリーンルームの前室を想定し導電マット上で行いましたが、実際に前室(清掃可能範囲:約24㎡)でゴミを回収させた場合の除去率はどうなるか、具体的に数値化して比較検証致しました。


実験目的
実際に使用が想定される前室での除去率を比較し、これまで実験を行ったお掃除ロボットの比較実験をまとめる。
使用機器・製品
- お掃除ロボットA ロボロック(型式:Roborock スタンダードモデルE5)
- お掃除ロボットB ルンバ(型式:Roomba i7)
- お掃除ロボットC ルンバ(型式:Roomba j7+)
- 掃除機
- 電子はかり AS PRO ASP602F
- 疑似ほこり(細かめのコーヒー粉)
- 清掃モップ用ウェットワイパー 型式:CS-BT250N3

実験方法
- 前室を掃除機とウェットワイパーで清掃する
- お掃除ロボットAの空のダストBOXを電子はかりで量る
- 疑似ほこりのコーヒー粉20gを電子はかりで量る
- 3を、角と壁際の各1か所に約2gずつ巻き、残りを床全体に撒く
- お掃除ロボットAをセッティングし清掃を開始する
- 清掃完了後、回収物が残った状態のダストBOXを電子はかりで量る
- 上記を基に回収率を求める
- お掃除ロボットB、Cも同様に行う
実験結果
| A ロボロック | B ルンバi7 | C ルンバJ7+ | |
|---|---|---|---|
| 掃除前ダストBOX | 174.31 | 229.99 | 273.09 |
| 掃除後ダストBOX | 193.30 | 248.36 | 290.93 |
| 疑似ほこり | 20.00 | 20.00 | 20.00 |
| 回収率 | 94.95 | 91.85 | 89.20 |
お掃除ロボットA:ロボロック
回収率94.95%
角に清掃残しがあった以外はきれいに清掃されており、回収率は最も高かった。


お掃除ロボットB:ルンバi7
回収率91.85%
角の清掃残しと壁際近くに散らばりが見られたが、その他はきれいに清掃されていた。


お掃除ロボットC:ルンバJ7+
回収率89.20%
角の清掃残しが多くみられ、その他壁近くと一部床に疑似ほこりが残っており、回収率は最も低かった。


考察
本実験ではお掃除ロボットA:ロボロックが最も結果がよく、B:ルンバi7、C:ルンバJ7+の順に回収率は高くなった。いずれも特に角部分に回収残しが見られるため、人の手で掃除を加えるのであればそこを重点的に行うといいことが分かりました。
回収率に差を出すために疑似ほこりを多く撒きましたが、日々の清掃がなされている前室にはここまでのゴミの量があるとは考えにくいため、どの機種を採用しても清掃の省力化は期待できると感じました。
下記に、これまでのお掃除ロボットの比較実験 Part.1~3を簡単にまとめましたが、製品特徴を見てもそれぞれに一長一短あることが分かります。
[お掃除ロボットの比較実験 Part.1~3簡易結果表]
| 実験 | 項目 | A ロボロック | B ルンバi7 | C ルンバJ7+ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 実験Part.1 | 疑似床:導電マット 疑似壁:プラダン 片栗粉を撒く | マット清掃後仕上がり | 〇 | 〇 | △ |
| マット清掃時間 | 7分17秒 | 8分17秒 | 3分04秒 | ||
| 動作 | 速め | ゆっくりめ | ゆっくりめ | ||
| 実験Part.2 | 〃 | マット障害物付近の清掃 | △ | 〇 | △ |
| マット清掃時間 | 7分17秒 | 7分33秒 | 3分26秒 | ||
| 実験Part.3 (本実験) | 前室 コーヒー豆を撒く | 回収率 | 94.95% | 91.85% | 89.20% |
| 他 | 特徴 | 水吹き機能 | 安価 | 障害物回避機能 | |
| 大容量バッテリー | 自動ゴミ収集機 | ||||
何を重要視するか、使用環境がどうであるか等それぞれ状況が異なるので、どの機種が最も優れているかという結論は出せません。 弊社が提案するクリーンルームや製品同様に、お掃除ロボットを取り入れるか否かを含めて、選定する製品も個別に検討してみてください。
関連商品


