少しずつ暖かくなり、菜の花や桃の花が咲き始めました。 近所のお庭にメジロがやってくる様子を見ると春になったなと感じます。 警戒心が強くないのか少し離れてじっと見ていても逃げる様子はありません。 鶯色の羽も、鳴き声も、真ん丸の目も、とてもかわいくて癒されました。
さて今回は、手袋による交差汚染の検証実験をお届けします。
【1】【あるある実験レポート】交差汚染を防ぐにはルーチンが効果的!?
クリーンルーム内では手袋をはめて作業をされる事が多いかと思います。
何気ない動作で手袋に付着した汚れを至るところに拡散し、交差汚染の原因になっている可能性はありませんか?
そこで今回はクリーンベンチ内での動作を項目にわけ、動作ごとに手袋を清掃した場合と、しなかった場合で比較しました。さらに、交差汚染を防ぐ動作が日々のルーチンワークに適しているか検証を行いました。
使用機材・備品
- ニトリル手袋(型式:CNR-100)
- 粘着ローラー(型式:CSR-200B)
- クリーンベンチ
- ポラリオンライト(型式:NP-1)
- ポラリオンライト用UVフィルター
- コットンリンタ(綿の実の種子表面についている短繊維)
実験方法
- クリーンベンチ内の手が触れる箇所を綺麗に清掃する。
- 下記【基本動作】を【パターン1】【パターン2】で実施する。
- それぞれ作業終了後、UVフィルターを装着したポラリオンライトで
確認する。

基本動作
1. FFU電源入れる

2. パソコン電源入れる

3. パソコンのキーボードでタイプ

4. 立ち上がる際、机を触る

パターン1
コットンリンタ(仮想異物)を手袋に付けて、ハンドクリーナーせず、基本動作を行う。
パターン2
コットンリンタ(仮想異物)を手袋に付けて、基本動作1~4ごとに粘着ローラーを1回握り、ハンドクリーナーする 。


実験結果 パターン1
粘着ローラーでハンドクリーナーせず基本動作を行った場合、作業で触れる箇所は指の形通りに、かなりの量の異物が確認できました。



実験結果 パターン2
基本動作ごとに粘着ローラーでハンドクリーナーをした場合、付着異物がかなり減少していました。
粘着ローラーで各動作ごとにハンドクリーナーすることが有効と考えられます。
考察
一連の動作の中で、どのタイミングで手袋をハンドクリーナーするかがポイントになります。繰り返し接触が考えられる場所を触る前にハンドクリーナーをすることで汚れの拡散を防ぐことができます。当たり前の事ですが、汚れた手で至るところを触り続けると、汚れは広がります。
活躍しているプロのスポーツ選手は、ルーティンを大事にしているとよく聞きます。
クリーンルームにおいても、パソコンを触る前、机で作業をする前等、作業内容によってハンドクリーナーをするタイミングを図り、都度の清掃ルーチンを取り入れてはどうでしょうか。
安心してください、慣れるまでは大変ですが、綺麗に保つ近道ですよ。
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