クリーン化を目指す企業のパートナー シーズシー

連日テレビやネットのニュースには、「新型コロナウイルス」の感染者について、報道がされています。世界規模で感染が広まっており各地のイベント等も中止や、延期になっています。
この先、1~2週間が問題のようですが早い終息を願うばかりです。
今回は、【クリーンルームあるある】の第9弾目です。早くもあるある事例が10弾を迎えようとしております。現在話題のマスクの着用についてです。
是非、ご一読ください。
【1】クリーンルームあるある実験レポート 第9弾!!
「クリーンルームにマスクは必要!?」
今回のクリーンルームあるあるは、今【新型コロナウイルス】の影響で全国的に不足状態にあるマスクについてです。クリーンルーム入室時に必ずと言っていいほど身につけるマスク。
しかし、マスクを着用することで本当に効果があるのでしょうか?
そこで、マスクの効果について実験を行いました。
実験目的
マスクをつけることで本当に効果があるのかどうかを確認する
実験方法
- きな粉を口に含みマスクをつけない状態でクリーンベンチ内に頭を突っ込み、ウエハに向かって【た行】を連続100回発声する。
- RACCAR(ラッカー)にてウエハを測定
- きな粉を口に含みマスクをつけた状態でクリーンベンチ内に頭を突っ込みウエハに向かって【た行】を連続100回発生する。
- RACCAR(ラッカー)にてウエハを測定

測定環境
温度:23.3度
湿度:47%
使用機器類
・マスク(耳掛けタイプ:3PLYマスク) 型式:M024-1
・クリーンベンチ(FFU:NSF-01A搭載) 型式:CCB-5066
・粗大粒子カウンターRACCAR(ラッカー) 型式:CS-RA004
実験結果
測定結果は下記の通りとなります。
| 30μ | 50μ | 100μ | 150μ | 200μ | |
|---|---|---|---|---|---|
| マスクあり | 1 | 6 | 0 | 0 | 1 |
| マスクなし | 17 | 25 | 7 | 5 | 8 |


考察
測定結果から、マスクをつけることにより異物や唾液の飛散を防止できていることが分かりました。しかしそれと同時に、クリーンルーム用マスク(クラス100対応)をつけていても、異物や唾液の飛散を完全に防止できないことも分かりました。
また、マスクから落ちたと推測される繊維状の異物も確認することができました。
今回の実験ではマスクの効果を確認するために、きな粉を口に含み強制的に発声しましたが、実際にクリーンルームで勤務されている方々は、ほとんど会話はされないのではないでしょうか?ということは、人由来の皮脂脱落などの問題はありますが、会話をしなければ唾液の飛散などがほとんどなく、またマスクを着用することでマスクそのものからの発塵、摩擦や劣化による発塵が懸念されます。
マスクを使用する目的は何かを明確にした上で、本当に使用したほうがいいのかどうかを検討してみてはいかがでしょうか?
尚、口から飛び散る唾液の量には個人差がございます。明石家さんまさんみたいな方だと方々に飛び散る可能性があります(笑)悪しからず、ご了承ください。
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国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で最大の広さだけあって広い!(笑)
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