クリーン化を目指す企業のパートナー シーズシー

1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」と言われるように、この先3ヶ月は毎年あっという間に過ぎていきます。「1年の計は元旦にあり」元旦に立てた計画通り、時間の早さに負けず過ごしたいものです。
さて、今回は昨年ご好評を頂きました【クリーンルーム診断NG事例】の第2弾です。
是非、ご一読ください。
【1】第2回クリーンルーム診断NG事例
「塵埃が舞い戻るエアガンの恐怖!?」

昨年よりお届けしているクリーンルーム診断事例。2回目となる今回は「エアガン」です。 樹脂成型品などの除塵目的で日常的に使用されているエアガン。 シュッと吹けば効率的に除塵ができますがその半面、様々なリスクが生じていることをご存知ですか? 今回はクリーンルーム診断によって実際に判明したエアガンによる製品への塵埃付着の事例をご紹介します。
まず、エアガン作業は製品に充てる角度や時間、距離など様々な事柄を標準作業として実施されていますが、エアガンで飛ばされた塵埃の行方は疎かになっていないでしょうか?一般的には集塵機などで吸引され、回収されているはずですが、本当に塵埃は集塵機に吸引されているのでしょうか・・・?
クリーンルーム診断時に、除塵機近辺の床や周囲にたくさんの塵埃が飛散している光景を目にしました。そこで飛散した塵埃の行方に着目してみると、作業者は≪製品台車を除塵機近くに置く≫、≪カバーを外す≫といった除塵するための作業が製品再付着のリスクがあることに作業者は気が付いていませんでした。 また、飛散した塵埃がどこから来たのかも・・。エアガンから飛散した塵埃が除塵近辺の床や周辺に散らばり、その後再付着するという恐ろしい塵埃のループ・・・。
集塵機も同じといます。一般的によく見かけるには【フード付き集塵機】ですが、見た目からすると、フード内で除塵していることでなんとなく塵埃が飛散していないかのように見えます。しかし実態は、周囲に飛散した塵埃がたくさん堆積してい す。エアガンから吹出したエアーは高速の為、周囲の空気を巻き込むことで乱流が起き、気流が乱れフード外に飛散します。では、どうすればいいのでしょうか?作業上での大事なポイントを2点紹介します。
- 定期清掃箇所にフードを含める!
- 交差汚染(クロスコンタミ)を未然に防ぐ!
1.については、一般的にフードの奥や下部に集塵機を取付けて塵埃を吸引していると思いますが、この箇所を清掃されている方は少ないようです。粘着シート(IVYキャッチャー穴無)※1 を貼り付けて、定期的に張り替える手段もありますが、基本的には定期清掃箇所と定めて毎回清掃することで再付着のリスクを未然に防ぐことが可能となります。
2.については、塵埃が再付着している製品台車を知らずに、クリーン化された部屋へと運ぶ、その手に注目です。作業者が、塵埃が再付着した台車を次の工程へと運ぶとした時、下記の流れを見れば交差汚染の原因がわかります。
- ①台車に塵埃が付着
- ②汚れた台車を触り移動
- ③台車を押した手で製品を塗装治具にセットする
この塵埃再付着ループに気づければ未然に防ぐことが可能になりますね。
エアガン除塵作業で大事なことは、剥離した塵埃は完全に捕集されずに飛散して比重の高い(大きい粒子)塵埃ほど近くで落下付着します。その時に、落ちていてもすぐに再付着する可能性があることを知っておくことです。塵埃が舞い戻ってくるリスクを踏まえて、エアガンによる除塵工程を見直してみては如何でしょうか?
※1 IVYキャッチャー 穴無 とは??

【2】メルマガ写真館

400年の歴史を持つ「岡山城」の写真を紹介します。黒漆塗りの板を取付けた外見から「烏城」とも呼ばれていました。
【3】ワイパー10%OFFキャンペーン開催!!(2/3~2/16)



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●対象商品:ネットショップ掲載の対象商品
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